「スパエクトム」
陽が落ちた頃、大きな焚き火の前にスクリーンを張り、
祈りの儀式のあと始まる影絵芝居は、シェムリアップの伝統芸能のひとつ。
直訳すると大きな皮、の意。
水牛の皮をなめし、手作りされた影絵を掲げた演者たち、
ナレーションとせりふ役、打楽器の生演奏。
ラーマヤナのカンボジア版といわれているリムケーという叙事詩を演じる。
影絵と演者の一体になった動き、せりふの声の響き、音と光。
発祥の時期や場所は定かではないらしいが、
長い内戦や混乱の時代にも、人々はこれを隠し、守ってきたという。
ラオからこの国に来て1年が経った。
良いなと思うのは、こういった伝統芸能、文化が息づいているというか、
普通に人々の日常の暮らしの中に有る、ということかな。
アプサラ舞踊なども、定期不定期に色々な場所で、ほとんどが無料で誰にでも公開されている。
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