20121221

121221

胎児認知の話

子供の出生届に父親の名前を入れるべく、「胎児認知」の手続きをやってみようと思っている。

もしかしたら、生まれるまでにできないかもしれないが。
なんせあの国に証明証をもらわなくてはいけないのだから。。仏のみぞ知る。

ワタシ達の場合入籍をしていないので、産まれた子供は非嫡出子(婚外子)となる。
その子の出生届に父親の名前を記載したい場合、認知届が必要になる、なければ空欄。

※母親が日本人なので、日本国籍は出生と同時にもらえる為、逆の場合(日本人父外国人母)より事例が圧倒的に少ないようだ。多くの場合、認知届は子供の日本国籍を得るために行われるらしい。

で、父親は居るんだから、名前は入れてあげたほうがいいと思うので。

1、大使館に問合せたところ、日本人母外国人父の場合の受付はしていないとの返答。(逆はOK)
2、ワタシの本籍地の役所が届け出先になることが判明
3、認知届とDMの国籍証明証&出生証明証を役所へ郵送する。
  ※但し証明証はパスポート代用可能

シンプルな流れに見えて、
ラオスから公的書類を用意する、というとんでもない大事が絡んでくる。
それって入籍した方が早いんでは、、などと思ってしまうが。やって見なければわからん。
パスポートがその代わりになるという文言に光を見出し、出来る限りか努力してみたいと思う。

現在、パスポートがどのようにすれば証明証の代わりに出来るのか、
再度役場に問い合わせ中。

それにしても、ラオスの役所よ。
国民をもって「書類が欲しければたくさんのサインが必要で、その彼らはお金が欲しいからどれだけ掛かるか分からないよ」と、ふつーに言わせてしまう。情けないやら悲しいやら。

20121219

121217

シェムリアップの出産事情について。

このボード、何の数字。

妊婦213人が今朝6時から診察を待っていて、47人が今日明日にも産まれる予定で病室(大部屋)に待機中。

これはクンタ(カンタ)・ボパ病院という妊産婦専門の病院の12月のある日。

シェムリアップの病院だけで、これだけの子供が毎日毎日産まれてるわけだから、今人口の7割が30歳代以下と言われているこの国の未来は明るいと思うわ、少子化の一途をたどる国々よりは。

このカンタ・ボパ病院。スイスとフランスが作った病院らしい(カルテは全部仏語)。
すごいのは、外国人含め、どんな妊婦も無料で検診、出産までできるのだ。しかも遠い村などから来る貧しい人には交通費も支給される(らしい)。
ちなみに出産後、だんなさんは病院に献血することが必須らしい。

清潔かと言われれば、、日本やタイの私立病院を基準にしたら、恐ろしくて行けないので
そういうことは考えないことにしている。
採血の針だけは新品を使い捨ててるのをしっかり確認した。

ボードの通り、連日大混雑もいいとこで。
朝5時に受け付けカード(番号)もらいに行って、数時間並ばなきゃ診療してもらえない。当然、コネや賄賂で番号優先してもらったりする人も。
友人(カンボジア人)が10月にここで出産したのだが。
右の数字の人たちは大部屋にみんな寝ている、陣痛やらなにやらですごい騒ぎらしい。
そして介護してくれるシスター(と呼ぶ)もコネと賄賂がないと面倒見てくれない。
彼女いわく「ワタシはコネがあるから、あなたもここで大丈夫よ、紹介するから」
う、うん。考えてみるよ。。

で、産んで数時間で家に帰らされる。ぎょえー。
しかもワタシは見てしまった。
検査待ちで並んでるとき、一人の女性がだんなとおぼしき人に抱えられ、よろよろで病室?から出てきた。その後ろには彼女のお母さんらしき人が新生児を抱いて荷物持って着いて来る。
並んでた妊婦たちは「おめでとう~」みたいな感じなのだが。。
歩けない程ぼろぼろの人はとにかく休まないで良いんでしょうか。。
そして問題はその女性の服装。私服のワンピースなのだが、明らかに腰から裾にかけて血がにじんで、足元の靴下+ビーサンは血まみれ。
あくまでワタシの想像だけど、産後の出血などの処理をきちんとしないで(垂れ流し)そのまま出されてるんじゃないかと。。
無理、絶対無理だわ、そんなの。

それでも噂によると、数人の日本人が過去すでにここで出産しているらしいのだから、根性、度胸あるなあと思う。

他にもクリニックと呼ばれる町の診療所がいくつもあるけれど(エコーで7$くらい)、
基本的に現地人はカンタボパで産んでる。
外国人は、、自国に帰る人、タイで産む人が9割くらいなんじゃないかなあ、周りに聞いた感じでは。












20121214

121214


届かない手紙

シェムリアップでは、EMS以外の普通郵便は、
私書箱以外、ほぼ100%手元に届かないと言っていいと思う。
「住所」といっても、郵便物の個別配達制度が無いこの国。ワタシは手紙は、街角ポストから家のポストが常識だと思っていたけど、どうやら違ったらしい。

とりあえず「シェムリアップ」と書かれたものはこの町の郵便局に集まり、写真→ な感じで、郵便局の片隅の箱の中に放り込まれるだけ。たまに自らチェックしに行かないと、不定期に捨てられて、はい終わり。

ワタシも日本からの手紙が何回か届かなかった。

それを避けるためにはどうしたら?
EMSがまず確実、これがなくなったという話は聞いたことが無い。但し、高額この上ない。
今回の総選挙の在外投票でやってしまったように、たった30gの封筒が22$!もかかる。
22$といえば、現地人平均月収の約1/4を占める。。無理。

その他は、郵便局員に聞いたところ、「電話番号が記載されていれば電話かける」というのだ。半信半疑なので、今度実験してみようかと思うけど、そんなことに付き合ってくれる暇な友人はいるのだろうかw

ちなみにこの写真を撮った12月上旬現在、この箱の中は7月くらいからの郵便物が溜まっていた。なんか、世界中からのいろんな絵葉書とかあったりして、ちょっと切ないボックスだった。


20121205

121205

                   ちょっと不思議なラオス大使館のこと



最近DMがプノンペンにあるラオ大使館に何度か問い合わせをしている。

「在留届、、、出したいんですけど?」
 → 仕事で来てるの?ビザあるの?
「はい。」
 → じゃあ、ぼーぺんにゃん。

おい、自国民が外国にどれだけ居るって把握しなくていいのか、、有事の際どうすんねん。

「パスポート更新したいんだけど、、」
→ そう、ラオに帰って。ビエンチャンで出来ます。

マジ?その為だけに帰んなきゃだめ、、?

「外国人との結婚の手続きってカンボジアでできますか?」
→ 出来ません。まず本人が村に帰って、村長さん許可の後、ビエンチャンの外務省と警察で許可もらって。必要書類は、ここではわからないからとにかく帰ってください。

なんか10何種類ある書類が必要サインを取って回るのに、相当お金(賄賂)かかるとか
いろいろ大変らしいのだが、、こりゃ結局自分でやってみなきゃだめだな。。

「子供産まれたら手続きはどうすれば?ラオス国籍は取れますか?」
→ 親のどちらかがラオス人なら大丈夫、ぼーぺんにゃん。

ほんまかいな。。
日本なら産まれて3ヶ月以内に届出とかいろいろあるんだけど、、
しかも父親の国籍ってあんまり関係ないんじゃないのかな。。母親なら分かるけど。

うーん。不思議というか、なんというか。
答えがないんですよね。何かしようする、ルールというか、きちんとした流れが
多分法律としてはあるんだろうけど、結局末端まで徹底されてないのか、
周知されてないというのか。守られていないだけなのか、その全てなのか。

不思議な国のお話、、
で、済めばいいんだけど。実際DM、ワタシ、さらには我が子の
結構重要な話になるので、どうなることやら。

と、思っているのはワタシだけで、DMは大使館と同じ反応。
「とにかく来年ちょっと村に行けばいいんだよ、ぼーぺんにゃん。」

ふう。
まあとにかく日本側で子供の戸籍と国籍だけはしてくれるのでとりあえずは大丈夫。
タイで産むのでタイ国籍も申請すればもらえるし。
この件、全くの勘違いでした、
「タイでは血統主義といって両親どちらかがタイ国籍でない限り
(特別な場合を除き)国籍はもらえません」

いわゆる書類上の結婚(入籍)は、今のとこ私たちには意味がない。
ラオスに住む上でのメリットがない。ましてや住んでないし。
配偶者ビザも出なければ(法律上はあるらしいが取得が相当難しいという、なんでか知らんが)
もちろん社会保険もない。
ちなみに外国(日本)で先に入籍手続きをしてしまうと、ラオでの手続きが出来なくなるって。

そんなこんなで、まだこの手続きもろもろには、続編があると思われるが
今現在の状況はこんな感じ。。