このボード、何の数字。
妊婦213人が今朝6時から診察を待っていて、47人が今日明日にも産まれる予定で病室(大部屋)に待機中。
これはクンタ(カンタ)・ボパ病院という妊産婦専門の病院の12月のある日。
シェムリアップの病院だけで、これだけの子供が毎日毎日産まれてるわけだから、今人口の7割が30歳代以下と言われているこの国の未来は明るいと思うわ、少子化の一途をたどる国々よりは。
このカンタ・ボパ病院。スイスとフランスが作った病院らしい(カルテは全部仏語)。
すごいのは、外国人含め、どんな妊婦も無料で検診、出産までできるのだ。しかも遠い村などから来る貧しい人には交通費も支給される(らしい)。
ちなみに出産後、だんなさんは病院に献血することが必須らしい。
清潔かと言われれば、、日本やタイの私立病院を基準にしたら、恐ろしくて行けないので
そういうことは考えないことにしている。
採血の針だけは新品を使い捨ててるのをしっかり確認した。
ボードの通り、連日大混雑もいいとこで。
朝5時に受け付けカード(番号)もらいに行って、数時間並ばなきゃ診療してもらえない。当然、コネや賄賂で番号優先してもらったりする人も。
友人(カンボジア人)が10月にここで出産したのだが。
右の数字の人たちは大部屋にみんな寝ている、陣痛やらなにやらですごい騒ぎらしい。
そして介護してくれるシスター(と呼ぶ)もコネと賄賂がないと面倒見てくれない。
彼女いわく「ワタシはコネがあるから、あなたもここで大丈夫よ、紹介するから」
う、うん。考えてみるよ。。
で、産んで数時間で家に帰らされる。ぎょえー。
しかもワタシは見てしまった。
検査待ちで並んでるとき、一人の女性がだんなとおぼしき人に抱えられ、よろよろで病室?から出てきた。その後ろには彼女のお母さんらしき人が新生児を抱いて荷物持って着いて来る。
並んでた妊婦たちは「おめでとう~」みたいな感じなのだが。。
歩けない程ぼろぼろの人はとにかく休まないで良いんでしょうか。。
そして問題はその女性の服装。私服のワンピースなのだが、明らかに腰から裾にかけて血がにじんで、足元の靴下+ビーサンは血まみれ。
あくまでワタシの想像だけど、産後の出血などの処理をきちんとしないで(垂れ流し)そのまま出されてるんじゃないかと。。
無理、絶対無理だわ、そんなの。
それでも噂によると、数人の日本人が過去すでにここで出産しているらしいのだから、根性、度胸あるなあと思う。
他にもクリニックと呼ばれる町の診療所がいくつもあるけれど(エコーで7$くらい)、
基本的に現地人はカンタボパで産んでる。
外国人は、、自国に帰る人、タイで産む人が9割くらいなんじゃないかなあ、周りに聞いた感じでは。
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